こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
今回は筆者も大好きなディアマナシリーズ第5世代の2種類を比較してみました。
未だに2010年に発売されたアヒナを愛用しているので今回は今まで試打した中で一番結果に注目したいシャフトです。
今回紹介するアイテムはこちら、
『ディアマナ TB PD 比較してみた【現代のヘッドとしっかりマッチ】』です。
ディアマナ TB PDとは?
三菱ケミカルのディアマナシリーズの第5世代としてリリースされたモデルとなる両作。
青マナの後継としてTB。
白マナの後継としてPD。
今回第5世代として今までと何が違うのかをご紹介していきましょう。
高重量・大慣性モーメントヘッドに対応
今の時代460ccの高重量・大慣性モーメントヘッドドライバーは当たり前。
それに伴いスイング理論もかなりの変貌を遂げてきました。
そんな中ディアマナシリーズもしっかりそれに追従した形となりました。
具体的には先端の剛性が上がりました。
高重量で慣性モーメント(ヘッドの回りにくさ)が大きいヘッドだとねじれたりトゥダウンになり打点がバラつくのをしっかり抑えています。
幅広い重量帯でも同じフィーリングで振れる
TBもPDも40g台から80g台の幅広い重量帯がラインナップされています。
これに驚きなのが同じフィーリングで振れることです。
一般的には同じシャフトなので同じフィーリングだろうと思っている方も多いと思いますが、ディアマナシリーズのような剛性が高いシャフトは軽量なシャフトで同じようなフィーリングを出すのは非常に困難なことだ。
しかし原料から一貫生産の三菱ケミカルさんは素材や製造プロセスを見直し、そして開発されたのがTB。それに続いたのがPDというわけだ。
ここでユーザー目線に話を変えてみると、違う重量帯で同じフィーリングに何のメリットがあるの?と思う人も少なくないだろう。
ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトを同じにするという人もいると思うが、ドライバーよりも10g重いシャフトをフェアウェイウッドに挿れるのが一般的だ。
そんな時に今まではドライバーとフェアウェイウッドのフィーリングが異なってしまい、鉛を貼ったりシャフト自体を変えたり、あるいは我慢したりとそういったケースが少なくなかった。
しかしそのフィーリングが統一されたというのはドライバーの後にフェアウェイウッドを打っても違和感なく使用するとこができるので1発勝負になるゴルフにとってはかなりのメリットになることでしょう。
スペック
TB
Shaft Name | Flex | Weight | Torque |
---|---|---|---|
Diamana TB 40 | R2 | 49.0g | 6.2 |
Diamana TB 40 | R | 49.0g | 6.2 |
Diamana TB 40 | SR | 49.0g | 6.1 |
Diamana TB 40 | S | 49.0g | 5.9 |
Diamana TB 40 | X | 51.0g | 5.9 |
Diamana TB 50 | R | 56.5g | 5.3 |
Diamana TB 50 | SR | 56.5g | 5.0 |
Diamana TB 50 | S | 56.5g | 5.0 |
Diamana TB 50 | X | 57.5g | 4.9 |
Diamana TB 50 | TX | 59.5g | 4.9 |
Diamana TB 60 | SR | 64.0g | 3.8 |
Diamana TB 60 | S | 64.0g | 3.7 |
Diamana TB 60 | X | 65.0g | 3.7 |
Diamana TB 60 | TX | 68.0g | 3.7 |
Diamana TB 70 | S | 75.5g | 3.4 |
Diamana TB 70 | X | 75.5g | 3.4 |
Diamana TB 70 | TX | 76.0g | 3.4 |
Diamana TB 80 | S | 86.0g | 3.3 |
Diamana TB 80 | X | 86.0g | 3.3 |
Diamana TB 80 | TX | 86.0g | 3.3 |
PD
Shaft Name | Flex | Weight | Torque |
---|---|---|---|
Diamana PD 40 | R2 | 45.5g | 6.0 |
Diamana PD 40 | R | 45.5g | 5.8 |
Diamana PD 40 | SR | 46.5g | 5.8 |
Diamana PD 40 | S | 48.0g | 5.8 |
Diamana PD 40 | X | 49.5g | 5.7 |
Diamana PD 50 | R | 53.0g | 4.8 |
Diamana PD 50 | SR | 54.0g | 4.8 |
Diamana PD 50 | S | 54.5g | 4.8 |
Diamana PD 50 | X | 56.5g | 4.7 |
Diamana PD 50 | TX | 59.0g | 4.6 |
Diamana PD 60 | SR | 64.5g | 3.3 |
Diamana PD 60 | S | 64.5g | 3.3 |
Diamana PD 60 | X | 66.5g | 3.2 |
Diamana PD 60 | TX | 67.5g | 3.1 |
Diamana PD 70 | S | 74.0g | 3.0 |
Diamana PD 70 | X | 75.0g | 3.0 |
Diamana PD 70 | TX | 76.0g | 2.9 |
Diamana PD 80 | S | 84.0g | 3.0 |
Diamana PD 80 | X | 85.0g | 3.0 |
Diamana PD 80 | TX | 85.5g | 3.0 |
いざ試打!
試打クラブスペック
TB
ヘッド | カムイKP-01 |
ロフト(°) | 10 |
長さ(inch) | 45.25 |
振動数(cpm) | 262 |
重量(g) | 319 |
PD
ヘッド | カムイKP-01 |
ロフト(°) | 10 |
長さ(inch) | 45.50 |
振動数(cpm) | 261 |
重量(g) | 314.2 |
実際に打った感想
TB
まず素振りをした感じはあまり動きを感じず大人しい印象を持ちました。
そこから少しずつスピードを上げていくと切り返しで手元と中間部がしなり、インパクト付近では中間部から先端部がしなり戻っていく感じがあります。
これは往年の『青マナ』らしいクセのない中調子という印象です。
それに加えディアマナシリーズは他のハードスペック(テンセイやベンタスなど)と言われるシャフトの中では僕は手元がゆるいと感じるので非常にタイミングが取りやすいです。
実際にボールを打ってみると、素振りで感じたクセのない動きやタイミングの取りやすさはそのままにインパクトでの先端の剛性を強く感じました。
大型ヘッドに対応すべく改良された先端の剛性が打点のばらつきを抑え安定した挙動をサポートしてくれます。
しっかり振りに行っても左に大きく曲がるような印象はなく程よく捕まえてくれます。
PD
次はPDです。
こちらも最初は素振りを行いましたがTBと同じくあまり動きを感じず大人しい印象です。
徐々にスピードを上げると切り返しでの手元のしなりを感じます。
この時点でTBよりもだいぶ中間部の動きが少ないのかなと思いました。
実際にボールを打ってみるとやはり手元のしなりによって切り返しでのタイミングの取りやすさがあります。
TBと決定的に違うのが中間部の動きの少なさです。
これによりハードヒッターでスピンが多く球が吹け上がってしまうという方や左に行かせたくない方は安心して振りに行けることでしょう。
先端部の剛性はTBと同じような印象を持ち大型ヘッドにしっかり対応していると思いました。
※追記
試打した数日後、手元のまったりしたしなりと先端部〜中間部にかけての剛性があまりにも気に入ってしまった僕はエースドライバーのシャフトをPDに変更いたしました^^;
↓↓↓僕のドライバーです。
どんなゴルファーに向いてると感じたか?
TBとPDの共通のオススメポイント
TB
PD
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はディアマナTB、PD比較してみたでした。
僕は長年ディアマナアヒナを使ってきていますが、今回のTBとPDをもう少し打ち込んでどちらかに変更したいと思いました。
しっかり叩きたいがハードすぎるものはちょっと…。と思う人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
もっとハードなシャフトがいいという人はこちらがおすすめ。
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では。
◇取材協力
ゴルフショップ「MATA打太郎」さん
〒467ー0027
愛知県名古屋市瑞穂区田辺通2丁目14−1
☎︎052ー836ー1120
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