こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
今回は三菱ケミカルから2022年9月に新たに発売されるディアマナGTとその前モデルZFの比較です。
ディアマナZFはディアマナ第四世代と言われ好評だったのでその後継の GTは期待が大きく今から楽しみです♪
今回はこちら、
『ディアマナZFとディアマナ GT比較してみた』です。
ディアマナZFとは?
特徴
ディアマナZFとは三菱ケミカルの人気シリーズ「ディアマナ」の新モデルとして2019年に誕生しました。
ディアマナシリーズは「青(中調子)」、「赤(先調子)」、「白(元調子)」という3つのラインナップで進化を続けてきましたが、今回紹介するZFは“何色にも染まらない”をコンセプトに開発された為そのどれにも属していないのです。
そしてディアマナといえばハードヒッター御用達というイメージがあるかもしれませんがこのZFからなんと40g台のラインナップが登場しました。
スペック
シャフト名 | フレックス | 重量(g) | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
Diamana ZF40 | R2 | 44.5 | 5.6 | 中元調子 |
Diamana ZF40 | R | 46.0 | 5.6 | 中元調子 |
Diamana ZF40 | SR | 48.0 | 5.6 | 中元調子 |
Diamana ZF40 | S | 50.0 | 5.6 | 中元調子 |
Diamana ZF40 | X | 51.5 | 5.6 | 中元調子 |
Diamana ZF50 | R | 54.5 | 4.7 | 中元調子 |
Diamana ZF50 | SR | 56.0 | 4.7 | 中元調子 |
Diamana ZF50 | S | 57.5 | 4.6 | 中元調子 |
Diamana ZF50 | X | 60.0 | 4.6 | 中元調子 |
Diamana ZF50 | TX | 64.0 | 4.6 | 中元調子 |
Diamana ZF60 | SR | 62.0 | 3.8 | 中元調子 |
Diamana ZF60 | S | 64.0 | 3.8 | 中元調子 |
Diamana ZF60 | X | 67.5 | 3.8 | 中元調子 |
Diamana ZF60 | TX | 69.0 | 3.7 | 中元調子 |
Diamana ZF70 | S | 73.0 | 3.1 | 中元調子 |
Diamana ZF70 | X | 76.5 | 3.1 | 中元調子 |
Diamana ZF70 | TX | 79.5 | 2.9 | 中元調子 |
Diamana ZF80 | S | 83.0 | 3.0 | 中元調子 |
Diamana ZF80 | X | 86.0 | 3.0 | 中元調子 |
Diamana ZF80 | TX | 88.5 | 2.9 | 中元調子 |
ディアマナ GTとは?
特徴
ディアマナ GTは、ディアマナZFの後継として2022年9月発売予定のシャフト。
GTというのは「Get Target」がテーマで、「Gran Turismo」というモビリティ分野からインスピレーションを得て“走り”を連想する2文字を採用している。
前作との違いは、手元&先端と中間部の剛性差を調整しインパクトに向けて加速するしなやかさを向上させている。
走るが捕まりすぎない仕様になっている。
PGAプロのテスト結果ではZFより着弾点のバラつきが低減されている。
スペック
シャフト名 | フレックス | 重量(g) | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
GT40 | R2 | 46.0 | 5.6 | 中元調子 |
GT40 | R | 47.0 | 5.6 | 中元調子 |
GT40 | SR | 48.5 | 5.5 | 中元調子 |
GT40 | S | 49.5 | 5.4 | 中元調子 |
GT40 | X | 49.5 | 5.4 | 中元調子 |
GT50 | R | 56.5 | 4.7 | 中元調子 |
GT50 | SR | 56.5 | 4.7 | 中元調子 |
GT50 | S | 56.5 | 4.6 | 中元調子 |
GT50 | X | 59.5 | 4.6 | 中元調子 |
GT50 | TX | 61.0 | 4.5 | 中元調子 |
GT60 | SR | 60.5 | 3.9 | 中元調子 |
GT60 | S | 62.5 | 3.8 | 中元調子 |
GT60 | X | 65.0 | 3.8 | 中元調子 |
GT60 | TX | 65.5 | 3.8 | 中元調子 |
GT70 | S | 72.5 | 2.9 | 中元調子 |
GT70 | X | 75.5 | 2.8 | 中元調子 |
GT70 | TX | 77.5 | 2.8 | 中元調子 |
GT80 | S | 82.0 | 3.0 | 中元調子 |
GT80 | X | 85.5 | 2.9 | 中元調子 |
GT80 | TX | 85.5 | 2.9 | 中元調子 |
いざ試打!
試打クラブスペック
ディアマナZF
シャフト | ZF40S |
ヘッド | M4 |
長さ (inch) | 45.75 |
振動数 (cpm) | 251 |
重量 (g) | 301.4 |
ディアマナ GT
シャフト | GT50S |
ヘッド | M4 |
長さ (inch) | 45.75 |
振動数 (cpm) | 254 |
重量 (g) | 305.8 |
実際に打った感想
ディアマナZF
まずはディアマナZFから。
素振りをしてみると最初はあまり感じられなかったが、徐々にスピードを上げていくと中間部にハリのあるしなりを感じます。
そしてディアマナシリーズといえば手元のしなりがタイミングが取りやすいというイメージを持っていますがZFは手元の硬さを感じます。
手元と先端の剛性の高さを感じ、中間部はしっかりしたハリのあるしなりを感じます。
実際にボールを打ってみると素振りで感じた中間部のハリのあるしなりがシャフトの半分から先全体を走らせてボールを力強く押していってくれます。
ヘッドスピードを上げて打ってもシャフトが負けることなく振れば振るほどボール初速が上がっていきます。
今回のZFの試打スペックは40Sでしたがヘッドスピード50m/sで打っても問題なく振れました。
似てるシャフトはツアーADのDIなんかは比較的似てるなぁという印象です。
ディアマナ GT
続いて GTです。
GTを素振りしてみるとZFに比べ中間部に少ししなりを感じやすいです。
手元や先端はZFと同じように剛性の高さを感じます。
(先端はZFよりもGTの方が硬く感じるような。中間部の影響か…?気のせいかもしれませんが。)
実際にボールを打ってみると中間部の動きが全然違いました。
ZFで感じたハリのあるしなりが、 GTではしなやかにしなってくれます。
ZFは切り返しでピュンッとハリのある感じのしなり方をしていたのに対し、 GTではしなやか〜にしなってくれます。
決してフニャフニャで柔らかいという感じではなく、力強くしなり戻ってくる時の動きのカドが取れ滑らかに動いてくれます。
これにより個人的にはタイミングが取りやすくなりました。
ZFはスイングリズムがハイテンポになるイメージがあったので、コースではGTのしなやかな動きの方が再現性が作りやすかったです。
これはあくまでも僕個人のスイングリズムの話ですが。
ディアマナZF・ GT試打比較まとめ
ZFと GTでは中間部の動きに大きな違いがありました。
ZFではハリがあり、しなる量が少し小さめ。
GTではしなやかに動きZFよりはしなる量がやや多め。
スイングの切り返しのテンポの違いがこの両者のシャフト選びに決め手になるかなと思いました。
共通点は手元と先端の剛性が高くどちらもスピン量少なめで中弾道のボールが飛んでいきます。
どんなゴルファーに向いてると感じたか?
ディアマナZF
ディアマナ GT
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はディアマナZFとディアマナGT比較してみたでした。
後継モデルなので比較的似た部分はありましたが、しっかり違う部分もありました。
皆さんのシャフト選びの参考に少しでもなればと思います。
では。
三菱ケミカル最新作ディアマナGTとVANQUISHの比較に興味がある方はこちら
【2022最新】ディアマナGTとVANQUISH(ヴァンキッシュ)比較してみた
◇取材協力
ゴルフショップ「MATA打太郎」さん
〒467ー0027
愛知県名古屋市瑞穂区田辺通2丁目14−1
☎︎052ー836ー1120
コメント