こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
今回紹介するクラブはテーラーメイドが20年以上を費やしてきたテクノロジーが搭載されてきた最新クラブです。
前作SIM2シリーズが超優秀だっただけに今回も期待が膨らむばかりです。
今回紹介するアイテムはこちら、
『テーラーメイド ステルス/ステルスHD ドライバー』です。
※今回試打クラブの都合でステルスプラスは試打できませんでした。試打でき次第追記します。
テーラーメイド ステルス/ステルスHD ドライバーとは?
ステルス ドライバー
特徴
ステルスの最大の変更点は新たに開発された「60層のカーボンフェース」。
これまでのチタンフェースと比べて44%の軽量化に成功。
(44%というのはテーラーメイドの同サイズのチタンフェースと比較した数値)
これによって得た余剰重量を最適な位置に変更することで、高慣性モーメント(ヘッドの回りにくさ)を実現し、直進性と寛容性を高めてくれる。
このカーボンフェースに以下の機能を引き続き搭載している。
- イナーシャジェネレーター(空気抵抗を減少させダウンスイングのスピードアップを実現する機能)
- ツイストフェース(左右のミスを軽減させる機能)
- 貫通型スピードポケット(フェース下部で打ってしまっても無駄なスピンを抑える機能)
価格
- 86,900円(本体価格79,000円)TENSEI RED TM50(’22)(S,SR,R)
- 106,700円(本体価格97,000円)TourAD UB-6(S), Speeder NX60(S), Diamana PD60(S)
スペック
サイズ(cc) | 460 |
ロフト角(°) | 9, 10.5 |
ライ角(°) | 56 |
長さ(インチ) | 45.75(TENSEI), 45.25(TourAD, Speeder, Diamana) |
ステルス HD ドライバー
特徴
ステルス HD ドライバーの特徴は先述したカーボンフェース、ツイストフェース、貫通型スピードポケットはもちろん搭載しているが他に「ドローバイアス イナーシャジェネレーター」と言われる機能を搭載しヒール側に重心を持ってくることにより、より高弾道でつかまった球を打ちやすくした。
価格
- 90,200円(本体価格82,000円)TENSEI RED TM50 (’22) (S,SR,R)
スペック
サイズ(cc) | 460 |
ロフト角(°) | 9, 10.5 |
ライ角(°) | 56 |
長さ(インチ) | 45.75(TENSEI) |
いざ試打!
試打クラブスペック
ステルス ドライバー
ロフト(°) | 9 |
シャフト | TENSEI RED TM50(’22) S |
長さ(インチ) | 45.75 |
ステルス HD ドライバー
ロフト(°) | 9 |
シャフト | TENSEI RED TM50(’22) S |
長さ(インチ) | 45.75 |
実際に打った感想
ステルス ドライバー
構えた時はシム2よりも小ぶりな印象。
フェースが少し右に向いて開いている様に見えます。
素振りをした感じは落ち着いた挙動をしているのでボールを打ってもバラつかなさそうな雰囲気があります。
そしてボールを打ってみると打った瞬間「なんだこの打感は?!」。
しっかりボールがフェース面に喰い付きつつそのあとすごい勢いで弾き飛ばしてくれます。
すごい強弾道です。
自分が振っている以上に高初速なボールが出ている印象です。
ホントこんな打感は初めてです。まさに新時代到来w
今回ステルスのみですがトラックマンで計測できたので参考程度ですが、
ヘッドスピード(m/s) | 45.4 |
ボールスピード(m/s) | 68.8 |
スピン量(rpm) | 1630 |
キャリー(yds) | 243.3 |
トータル(yds) | 283.1 |
という結果でした。
この結果から見ても超低スピンの強弾道ボールが飛んでいます。
ヘッドの挙動も重心の最適化の恩恵だと思いますが非常に安定しているので球のバラつきも抑えられています。
ステルス HD ドライバー
こちらも構えた感じはシム2よりも小ぶりな印象です。
ステルスに比べるとフェースがやや閉じているように見えます。
素振りをした感じは挙動自体は落ち着いてますがやはりヒール側に重心があるせいかダウンスイングでフェースが閉じやすい感じがあります。
実際にボールを打ってみると打感は同じ感触で新時代でしたw
球はしっかり捕まっています。
ステルスを打った後だからなのか、右へ行かずずっと左に行きます。
ステルスよりもラクに高さが出てくれますね。
ポジティブな意見
ステルス ドライバー
- 構えた時にフェースが少し右を向いているので左へのミスを恐れることなく振りに行ける
- ボールを打つと構えた時ほど右にいく感覚はなく程よくつかまってくれます
- 打球は低スピンで強弾道で飛んでいく
ステルス HD ドライバー
- ダウンスイングでフェースがスクエアに戻ってくれる感じがしてしっかりボールをつかまえてくれる
- ステルスに比べ高さがラクに出てくれます
ネガティブな意見
ステルス ドライバー
- ヘッドスピードが40m/s前半以下の方ですと低スピンの関係で球が上がりづらくなるかも
- 右へのミスが多い人はヘッドの挙動が安定している分、フェースが戻りづらくなり右へのミスが出てしまうかも
似た性能でもう少しラクに高さが出て欲しいなという方はSIM2ドライバーがオススメです。
テーラーメイド SIM2 ドライバー試打してみた【アスリート向け】
ステルス HD ドライバー
- しっかり捕まるのでヘッドスピードが45m/s以上の方やボールをつかまえるのが苦ではない方はスピードを上げていくと左へのミスや、球が上がりすぎてしまうかも
どんなゴルファーに向いてると感じたか?
ステルス ドライバー
ステルス HD ドライバー
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はテーラーメイド ステルス/ステルスHD ドライバー試打してみたでした。
見た目のカッコよさはもちろんですが、打感や弾道の強さにびっくりしました。
テーラーメイドさんが20年以上をかけて開発をしてきただけのことはあります。
まさに新時代のぶっ飛びクラブです。
では。
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