こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
今回は大手シャフトメーカー三菱ケミカルさんの最新作の比較記事です。
既存シリーズの後継モデルと、新ブランドが同時期に発表となり話題になっています。
後継モデルがどのような進化をしたのか、そして新ブランドがどんな性能なのか今からとても楽しみです。
今回はこちら、
『ディアマナGTとVANQUISH(ヴァンキッシュ)比較してみた』です。
ディアマナGTとは?
特徴
ディアマナGTは2019年に発売された三菱ケミカル ディアマナZFの後継作として誕生したシャフトです。
ZFといえばディアマナの「青」、「赤」、「白」に属さず、さらに【飛んで曲がらない】を追求するために新たなラインナップとして登場したディアマナの中では新しいシリーズです。
先端と手元の剛性を高め、中間のしなりを活かす仕様となっています。
スペック
シャフト名 | フレックス | 重量(g) | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
GT40 | R2 | 46.0 | 5.6 | 中元調子 |
GT40 | R | 47.0 | 5.6 | 中元調子 |
GT40 | SR | 48.5 | 5.5 | 中元調子 |
GT40 | S | 49.5 | 5.4 | 中元調子 |
GT40 | X | 49.5 | 5.4 | 中元調子 |
GT50 | R | 56.5 | 4.7 | 中元調子 |
GT50 | SR | 56.5 | 4.7 | 中元調子 |
GT50 | S | 56.5 | 4.6 | 中元調子 |
GT50 | X | 59.5 | 4.6 | 中元調子 |
GT50 | TX | 61.0 | 4.5 | 中元調子 |
GT60 | SR | 60.5 | 3.9 | 中元調子 |
GT60 | S | 62.5 | 3.8 | 中元調子 |
GT60 | X | 65.0 | 3.8 | 中元調子 |
GT60 | TX | 65.5 | 3.8 | 中元調子 |
GT70 | S | 72.5 | 2.9 | 中元調子 |
GT70 | X | 75.5 | 2.8 | 中元調子 |
GT70 | TX | 77.5 | 2.8 | 中元調子 |
GT80 | S | 82.0 | 3.0 | 中元調子 |
GT80 | X | 85.5 | 2.9 | 中元調子 |
GT80 | TX | 85.5 | 2.9 | 中元調子 |
VANQUISH(ヴァンキッシュ)とは?
特徴
VANQUISH(ヴァンキッシュ)は三菱ケミカルから新たに誕生したブランドです。
三菱ケミカルのシャフトといえば「ディアマナ」や「テンセイ」といったシリーズが有名ですが、VANQUISH(ヴァンキッシュ)はその名作達とは違うコンセプトで誕生しました。
VANQUISH(ヴァンキッシュ)の特徴はなんといっても軽さをベースに考えられている点です。
メーカーが【軽量分野で新たな歴史を創る】と謳っている通り40g台と50g台のみのラインナップとなっています。
その軽さがどのようなメリットを生んでいて、どんなゴルファーに向いているか試打をしながらレビューしていきたいと思います。
スペック
シャフト名 | フレックス | 重量(g) | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
VANQUISH4 | R2 | 47.3 | 5.4 | 先中調子 |
VANQUISH4 | R | 48.3 | 5.4 | 先中調子 |
VANQUISH4 | SR | 49.3 | 5.3 | 先中調子 |
VANQUISH4 | S | 49.3 | 5.3 | 先中調子 |
VANQUISH4 | X | 51.8 | 5.2 | 先中調子 |
VANQUISH4 | TX | 55.3 | 5.2 | 先中調子 |
VANQUISH5 | R2 | 52.8 | 4.2 | 先中調子 |
VANQUISH5 | R | 55.3 | 4.2 | 先中調子 |
VANQUISH5 | SR | 55.3 | 4.2 | 先中調子 |
VANQUISH5 | S | 56.8 | 4.2 | 先中調子 |
VANQUISH5 | X | 58.8 | 4.1 | 先中調子 |
VANQUISH5 | TX | 59.8 | 4.0 | 先中調子 |
いざ試打!
試打クラブスペック
ディアマナGT
シャフト | GT50S |
ヘッド | M4 |
長さ (inch) | 45.75 |
振動数 (cpm) | 254 |
重量 (g) | 305.8 |
VANQUISH(ヴァンキッシュ)
シャフト | GT50S |
ヘッド | M4 |
長さ (inch) | 46.0 |
振動数 (cpm) | 239 |
重量 (g) | 305.6 |
実際に打った感想
ディアマナGT
最初はディアマナGTです。
素振りをしてみると先端と手元の剛性の高さを感じつつ中間部の程よい動きを感じます。
ディアマナシリーズはアスリート向けシャフトの中でも比較的手元がしなってくれるイメージですが、GTはしっかりしてる感じです。
ボールを打ってみると素振りで感じた先端と手元の剛性の高さはそのままに、中間部のしなやかなしなり戻りを感じます。
中間部がしなやかに動いてくれるのでタイミングも取りやすく、先端の剛性の高さも相まって安定しつつ振れば振るほど飛距離が出てくれるようなクラブです。
ヘッドスピードを50m/s以上出して振ってみましたが、中間部が違和感のない動きをしてくれるのでハードヒッターの人でも安心して振りにいけますよ。
VANQUISH(ヴァンキッシュ)
次はいよいよVANQUISH(ヴァンキッシュ)です。
素振りをしてみると手元から先端にかけてピュンピュン動いてくれます。
動くといっても純正シャフトのようなふにゃふにゃというのとは全く違って、しなる動きの中にしっかりコシがあり、振った分しっかり返ってきてくれる強さみたいなものを感じます。
ボールを打ってみるとシャフト全体がしなって、そのしなり戻りの反動の力を余すことなくボールを弾き飛ばしてくれます。
シャフト全体がバネみたいな印象です。
少しずつヘッドスピードを上げて行ってもシャフトの弱さみたいなものは感じずシャフトのしなるタイミングを上手く使えばいつもよりヘッドスピードが上がるような感じで、先端が気持ちよくボールを弾き飛ばしていってくれます。
また先端は剛性が高いのか、ピュンピュン動くといってもヘッドが暴れる感じがないのでヘッドスピードが速い方でも安心して振れますよ。
他には、手元のしなりによって切り返しでタイミングが取りやすくボールも程よく捕まえてくれるのでドライバーが苦手な人にもおすすめです。
扱いやすく、ヘッド全体でボールを飛ばしてくれるシャフトです。
これは流行りそうな予感です♪
どんなゴルファーに向いてると感じたか?
ディアマナGT
VANQUISH(ヴァンキッシュ)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はディアマナGTとVANQUISH(ヴァンキッシュ)比較してみたでした。
ディアマナGTのしなやかに動きつつボールを押し込んでいってくれる感じと、VANQUISH(ヴァンキッシュ)のシャフト全体のバネで自分のヘッドスピード以上に飛ばしてくれるような感じの両方に魅力を感じる結末となってしまいました。
どちらもそれぞれに個性を感じる良いシャフトです。
みなさんはどちらが好みでしょう。
では。
ディアマナZFと GTの比較に興味がある方はこちらをどうぞ
【試打比較】ディアマナZFとディアマナGT比較してみた【こんなに違うの?!】
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◇取材協力
ゴルフショップ「MATA打太郎」さん
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