ゴルフグリーンで最低限知っておきたいルール&マナー【10選】

ハワイグリーン

こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
先日お客様にこういった質問をいただきました。

コースデビューの前に必要なグリーンのルールとマナーを教えて欲しいです

グリーンでマナーを注意されたことがあります

怒られない程度にルールとマナーを教えて欲しいです

こういった疑問に答えるため、
今回は『グリーンで最低限知っておきたいルール&マナー』です。

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グリーンで最低限知っておきたいルール&マナー

ボールマーカー

グリーンにボールが乗ったらマークをします。

マークとは、自分のボールが他のプレーヤーの邪魔にならないように
ボールマーカーを置いてボールを拾うことを言います。

マークのやり方は、
ホールに向かってボールの真後ろにボールマーカーを置き、ボールを拾い上げます。

ボールマーカーを置く位置は、
ボールの真後ろでなくても横や斜めでもルール違反にはなりません。

ただボールを戻す(リプレース)時には元の位置に戻さないといけないので
わかりやすい真後ろが推奨されています。

ボールマーカーは、100円玉くらいのサイズのものが使われることが多いですが
特に大きさやデザインの規定はありません。

自分好みのものを探してゴルフ場で使うのも一つの楽しみになりますよ。

旗竿を抜くか抜かないか選択できる

パッティングの前に旗竿を抜くか抜かないか選択できるようになりました。

最近ゴルフを始めた人からすると”?”という話だと思いますが、
2019年のルール改正前はパッティングの前に旗竿は必ず抜かないといけませんでした。

それまでのルールではパッティングしてボールが旗竿に当たったら2罰打が課せられていたからです。

なんだそのルールは?!と思うと思いますが今は当たっても全く問題ないのでご心配なく。
このルール改正が行われてからほとんどの方が旗竿を抜かずにプレーするようになりましたね。

抜かない方が旗竿を抜いたり差したりする時間を短縮できるので、
余程抜かないといけない理由がない限りは抜かずにパッティングする方が

スムーズな進行につながるので抜かずにパッティングする事をオススメします。

ラインを踏まない

こちらはグリーン上のルール&マナーの代表格です。
ホールに向かってボールが転がっていくと予想される線をラインと呼びます。
このラインは踏まないように注意しないといけません。

グリーンはボールが転がりやすくなるように芝を短く刈り込んであるので、
非常に繊細です。

踏んだりスパイクで引っ掻いたりするだけでグリーン面の形状が変化し
ボールの転がり方が変わってしまう事があります。

せっかく上手く打ったはずなのに転がり方が変わって入らなかったなんてことは十分有り得ます。

スパイクによってできたグリーンの損傷を直すことはルールで認められていますが、
他のプレーヤーが自分のラインを目の前で踏んでいるのは決していいことではありませんし、

意図的に自分や他のプレーヤーのラインを踏んだら2罰打のペナルティにもなります。

必ず注意しましょう。

グリーン上は走らない

前項”ラインを踏まない”でも書いたように、
グリーンは非常に繊細で傷つきやすいです。

そんなグリーンの上を走ったら傷をたくさんつけてしまい、
思うようなパッティングができなくなってしまいます。

自分だけでなく他のプレーヤーにも悪影響が出てしまいます。

急ぐときはグリーンの外を走るようにしましょう!

打とうとする人の邪魔をしない

ゴルフは他のプレーヤーの邪魔をしてはいけません。
これはグリーン以外でも言えることですが、、、

具体的に言うと、

  • 静かにする
  • 動かない
  • 飛球線方向に立たない

他のプレーヤーが素振りをしていざ打つぞとなった時に
喋っていたり、歩いていたり、飛球線方向に立っていたりすると
集中を妨げる原因になります。

パターはゴルフの中でも特に集中して精度良く打ちたいクラブです。

この3つはぜひ注意してくださいね。

ピッチマークを直す

ピッチマークとは、
ゴルフボールがグリーン面に落ちた時にできるクレーターのような凹みのことです。
自分で作ったピッチマークは自分で直さないといけません。

その理由は2つあります。

  • 芝が枯死する
  • 他のプレーヤーに悪影響が出る

ピッチマークをそのまま放置するとその凹んだ部分が枯死してしまい地面に凹凸ができます。
そうするとパッティングするときに綺麗に転がらなくなってしまいます。
枯死してしまうと芝が修復するのに1ヶ月、すぐ直せば1日で再生すると言われています。

こういった理由からグリーンに乗った時にピッチマークができていたらすぐに直しましょう。

ここからはピッチマークの直し方を解説します。

ピッチマークを直すにはグリーンフォークという道具を使います。
3ステップでOKです。

  1. 一番盛り上がっているところから凹みの中心に向かって斜めに刺し優しく寄せる
  2. 凹みの周りを中心に向かって斜めに刺し優しく寄せる
  3. パターのソール部分でトントンと平らにならす

この3ステップで凹みが直せます。
芝の根を切らないように優しくやってみてくださいね。

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こんな時はどうする?

グリーンとカラーの境目にあるボールはマークできるのか

グリーンにボールの一部でも触れていればマークできます。
ボールマーカーがグリーンの外に出てても大丈夫です。

グリーンにボールが触れていなかったらマークはできません。
カラーはグリーンという扱いではないのです。

ただグリーン以外でもマークできるケースがあります。

それは他のプレーヤーのプレーの妨げになってしまう時に
そのプレーヤーからマークをして欲しいとリクエストがあればマークできます。

ただグリーン上と違い注意しなければいけない点があります。
拾い上げたボールを拭いてはいけないのです。

もし拭いたり、ポケットに入れて泥などを落とす行為とみなされてしまうと1罰打課されます。

カラー等のグリーン外でマークして拾い上げる際は、
親指と人差し指で摘むように持つことをオススメします。

構えるときにボールを動かしてしまったら

グリーン上のボールを偶然に動かしてしまっても、罰はありません。

構える時にクラブがボールに触れて揺れただけでは全く問題ありませんし、
もし動いてしまっても無罰で元の位置に戻してプレーできます。

しかし、グリーン以外のインプレーのボールを構える時に動かしてしまった場合は、
1罰打となるのでグリーン以外で構える時はより慎重にプレーしましょう。

風でボールが動いたら

これには2パターンが考えられます。

  • マークする前
  • マークした後

この2パターンで対応は変わってきます。

マークする前

マークする前のボールが風で動いた場合、
止まったところから罰なしでプレーします。

マークした後

自分のプレーの順番になりリプレースしたボールが風で動いた場合、
マークしていた元の位置に罰なしでリプレースしてプレーします。

旗竿とホールの間にボールが挟まったら

旗竿を立てたままプレーした場合、
旗竿とホールの間にボールが挟まってしまうケースがあります。

その場合、ボールの一部が少しでもグリーン面よりも下にある場合は、
カップインとみなされます。

間に挟まっている時に確率は低いと思いますが、
ボールの一部がグリーン面よりも下にない場合はカップインとなりません。
この場合はあるがままにプレー続行です。

自然に落ちればカップインですが、
旗竿を揺すったり取り除いた時にホールに落ちても罰はありませんが、

ただそれでは入ったことにはならず、
ホールのへりにリプレースしなければなりません。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

一般的に常識と思われていることもあれば、
ゴルフの経験が豊富な方もルール変更もあり
意外に知らなかったなというものもあったのではないでしょうか。

この記事に書いた内容はどれもよくあるケースなので、
一度読んで忘れてしまったらまた読んで復習してみてくださいね。

パターが上達したいと思う方はこちらを読んでみて下さい。
パターを練習すべき理由と家で簡単に出来る練習法

100切りを目指したい人にはこちら。
ゴルフで100を切るために知っておきたい練習の考え方

では。

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