こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
先日お客様にこういった質問をいただきました。
100切りが目標です。
何を練習すれば達成できますか?
ゴルフをある程度経験してくると一度は達成したい目標「100切り」。
しかしただ漠然と練習していてもなかなか難しい目標です。
いったいどんな練習をすれば良いのか?
何を練習すれば良いのか?
自身も社会人からゴルフを始め、3ヶ月で100切り、1年半で73を出した経験からレッスンプロとして約10年活動。
その間に数え切れないほど多くのゴルファーの100切り、90切り、80切りの達成をお手伝いをしてきた僕がお答えします。
今回は、
『現役レッスンプロがゴルフの100切りの方法を超具体的に解説』です。
現役レッスンプロがゴルフの100切りの方法を超具体的に解説
100を切るためにやるべき練習の優先順位は人によって違います。
ドライバーが苦手な人もいればアプローチが苦手という人もいますからね。
より多くの人に100を切るための考え方を知ってもらうために
僕なりのスコアや状況別の考え方と練習場でこれくらい出来たら100は切れるんじゃないかという基準みたいなものをこの記事にまとめていきます。
100を切るためのスコアの考え方
ゴルフのパーは18ホールの合計だと72。
コースによっては71や70、73という場合もありますが、
100を切るためにパーから約27打増えても大丈夫です。
ということは1ホール毎で考えると1.5打ですね。
ただゴルフは練習場と違い斜めになっていたりバンカー等普段の練習場とあまりにも状況が違いすぎるため想定外のミスをたくさんします。
自分の思っているよりもスコアは悪くなりやすいです。
ですので100を切りたいという人は1ホールで1打、つまりボーギーペースで回れるようになることをイメージしてください。
この考え方がこれから説明することのベースとなってきます。
100を切るための練習法
ここからは状況別にボギーペースで回るための練習法を解説していきます。
ここに書かれている基準にご自分が達しているかどうか考えながら読んでみてください。
ティーショット
ティーショットではパー4、5とパー3の2つの考え方が必要になりますので分けて解説します。
パー4、パー5
パー4、パー5はドライバーで打つことがほとんどですね。
練習場ではレギュラーティーからプレーする人は200ヤードで横幅約20ヤード、
シニアティー・レディースティーからプレーする人は150ヤードで横幅約20ヤードの間に10球中7球は打てる。
パー3
パー3はコースによって距離がそれぞれですが目安を書きます。
練習場ではレギュラーティーからプレーする人は130〜150ヤードで横幅約10ヤード、
シニアティー・レディースティーからプレーする人は100〜120ヤードで横幅約10ヤードの間に10球中7球は打てる。
セカンドショット
ここではパー4、パー5のセカンドショットについて解説します。
パー3のセカンドショットは100ヤードを切っていると思いますので次項を参考にしてください。
パー4、パー5
パー4、パー5も色んな距離がありますが最初はティーショットのパー3と同じ距離と横幅で練習してみてください。
練習場ではレギュラーティーからプレーする人は130〜150ヤードで横幅約10ヤード、
シニアティー・レディースティーからプレーする人は100〜120ヤードで横幅約10ヤードに10球中7球は打てるようにしてください。
クラブは個人差が出てくると思いますのでご自分の距離にあったクラブを選んでください。
この距離をコースで高確率で打てないとボギーペースは難しいです。
ただ必ずグリーンに乗らないといけないというわけではないです。
ミスヒットでも良いので運べるようになってください。
セカンドショットについて詳しく解説している記事もあるので興味がある方はどうぞ
【現役レッスンプロが解説】ゴルフセカンドショットが安定する練習法
サードショット(アプローチ)
このサードショット(アプローチ)をしっかりグリーンに乗せれるかどうかがスコアメイクには大事なポイントになってきます。
このサードショットの練習に使って欲しいクラブはPW、AW、SWです。
よく男性では100ヤード以内が大事という言葉を聞きますが言い変えればPWのフルショットの距離以下がしっかり乗せれるか?と考えてもらってもよいかと思います。
人によって飛距離は異なります。
年齢性別を問わなければPWで120ヤード飛ぶ方もいれば60ヤードの方もいるでしょう。
飛距離が飛ばないという人が100ヤードというと非常に難しくなります。
将来的には100ヤードは乗せれるようになって欲しいところですが100切りに関して言えばPWのフルショットの距離以下がしっかり乗せれるようになればOKと考えてください。
ではここからは具体的に練習で注意すべき点について解説します。
注意していただきたいポイントは2つ
- 旗竿まで打つのではなくその手前の“落とし所”に打つクセを付けよう
- 直径10ヤードの円の中に打てる精度を身につけよう
ではそれぞれ解説します。
旗竿まで打つのではなくその手前の“落とし所”に打つクセを付けよう
練習場でよくアプローチの練習をしている人を見ると旗竿にちょうど良い距離を狙って打っている人を見かけます。
これをコースでやるとどうなるか。
旗竿の近くにボールが落ちて転がって行きどんどん旗竿から離れていってしまいますよね。
ボールはバックスピンがしっかりかかっているか、かなりの高さで打たないと最初にバウンドした場所の近くに止まりません。
ボールを止めるというのは難易度が上がってしまい確率が下がってしまいます。
ですので必ず狙っている目標の手前の“落とし所”に落として転がって近づいていくというイメージをクセ付けましょう。
直径10ヤードの円の中に打てる精度を身に付けよう
100ヤード以内を、ミスなくピンポイントに打てる人はいますか?
おそらくそんなことが出来ていたら100は当然のように切っている超上級者でしょう。
ゴルフは1回勝負です。やり直しはできません。
1回で距離をピンポイントに打つことはホントに難しいです。
でもご安心ください。
直径10ヤードの円の中に打てる精度があれば毎回ピンポイントに打てなくても100は切れます。
いや、90も切れます。
この範囲に打つことができればボールがグリーン上に止まって次にパターが打てるので一気にスコアアップの確率が増してきます。
練習場ではPWのフルショットの距離以下は直径10ヤードの円の中に10球中7球は打てるように狙う練習をしましょう。
アプローチに関して詳しく解説している記事もありますので興味がある方はどうぞ。
【現役レッスンプロが詳しく解説】練習場のアプローチオススメ練習法
パター
1ラウンドのパターの合計数は数えていますか?
パターはクラブの中でも一番使用頻度が高いクラブです。
そのパターの数を管理するということはスコアアップにつながる大事な要素です。
もしパターの合計数を数えていない人はぜひ数えて今自分がどれくらいパターを打っているのかを把握してください。
ちなみにスコアカードにパター数を書く欄があることをご存知ですか?
自分のスコアを書く欄の横か下に小さいですが書く欄があります。
そちらにパター数を書いていき合計してご自分のパター数を把握してみてください。
では続いて100を切りたい人がどのくらいのパター数にするべきかを解説します。
パターは全体スコアの約4割を占めると言われています。
ですので100を切りたいと考えている方は39以下を目指してください。
合計で39以下を目指すとミスすることも考慮し1ホール当たり2パットペースになります。
ではこの2パットペースを実現するパターの基準は
- 5メートル以上はカップから1メートル付近に寄せれる
- 2〜5メートル以内はOKがもらえる範囲に寄せれる
- 1メートル以内はしっかりカップに入れれる
この基準をイメージしながら練習していけば多少ミスしても2パットペースに持っていけます。
最後にその2パットに近づくために最初にやってもらいたい家で出来る簡単な練習を紹介します。
その練習とは「パターマットで1メートルをたくさん練習する」です。
非常にシンプルなようですがパター数がよくない人の共通点として1メートル以内を何度も何度も打っている事がよくあります。
そういう人の多くがパターの練習はコースへ行ったときスタート前にパター練習場で少しやるくらいと聞きます。
こんな状態ではパターが上達するとは思えないですよね…
パター数を減らすには色々な要素があるのでこの1メートルの練習だけをやっていれば必ず2パットになるとは言い切れませんが、最初はいかに頻度高く近い距離の練習をするかが重要と考えています。
ぜひこの1メートル練習で100%入るように練習してみてください。
1メートルがほぼ100%入るようになればパターの操作にも慣れてきてる頃だと思いますのでそこから距離を伸ばして練習してみると順調に上達できると思います。
パターの練習法について詳しく解説している記事もありますので興味がある方はどうぞ
【スコアアップ】パターを練習すべき理由と家で簡単に出来る練習法
ゴルフスクールってどうなの?
ここまで100を切るためにやるべき練習を書いてきました。
ただここで紹介した基準に簡単に到達できるのでしょうか。
独学で到達できる人もいればできない人もいるでしょう。
もし1年ほど自分で練習しても100が切れなかったら体験レッスンに行ってみることをおすすめします。
たくさんの人を100切りに導いた経験を持つコーチと話してみると一気に道が開けるかもしれませんよ。
僕のオススメのスクールは「【お得な体験レッスンあり】現役レッスンプロがおすすめするゴルフスクール3選」にまとめています。
一番のおすすめは僕のスクールなんですけどね、ただ名古屋以外の人は難しいと思うので。
なんかこのまま練習しててもなぁ~って思う方は体験レッスンに思い切って行ってみてください。(合わないと思えば入会しなければいいので)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は100切りするための練習に対する考え方を解説しました。
この記事に書いた基準にご自分が今どういう状態なのかを考えながら足りないところを練習していっていただければ必ず100切りに近づくと思います。
がんばって100切りを目指して達成してください。
応援してます!
では。
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