こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
先日お客様にこういった質問をいただきました。
3ヶ月後コースデビューする可能性が出てきました。
初心者の人がやりがちなミスとかあれば事前に知っておきたいので教えてください。
コースデビュー前に人もそうでない人もゴルフに行く前はミスを極力したくないですよね。
知っていれば防げたのに!なんてこともあります。
僕も過去を振り返るとそういう思いを何度もしていました。
もちろん中には知っていても技術的にミスしてしまうといことも出てきますが、準備する持ち物等の話も出てきます。
約10年レッスンプロをやってきて100人以上のコースデビューをお手伝いしてきた僕が解説します。
今回は、
『ゴルフ初心者さんにありがちなミス20選』です。
ゴルフ場到着編
ゴルフシューズをキャディバックに入れっぱなし
ゴルフ場へ到着した時に車を駐車場に停める前にクラブハウスの前でキャディバックを降ろします。
大体のゴルフ場にはスタッフが玄関に常駐しており車からキャディバックを降ろしてくれる。
その後キャディバックはすぐにカートに載せるためカートがある場所に運ばれます。
その時自分はどうするかというと車を駐車場に停め、クラブハウスに行き受付をしてロッカーのカギをもらいロッカーでコースを回る準備をします。
通常ここで革靴からゴルフシューズに履き替えるのだが、ゴルフシューズをキャディバックに入れている人がいてロッカーでゴルフシューズがない場合があるので要注意。
ジャケット未着用
ゴルフ場によってはゴルフ場に行くだけでもドレスコード(服装の条件)が決められている場合がある。
その中にジャケット着用というものがある。
大体はコースを回る服装の上にジャケットを着てゴルフ場へ行くことが一般的だがコースを回る服装を着てあだけでジャケットを忘れてしまっていることがある。
ドレスコードに厳しいゴルフ場だと入場拒否の可能性もあります。
ドレスコードに関しては行くゴルフ場のサイトや一緒に行く人に聞いたり事前に確認をしておいた方が良いでしょう。
靴がスニーカー
こちらもドレスコードの話になります。
ドレスコードに厳しいゴルフ場ですと革靴しかダメというところがあります。
スニーカーでも大丈夫だというところもありますのでジャケット同様、事前に確認をしておいてください。
ティーショット編
ティーやボールを持っていなかった
ティーショットを打つときに必要なのは、もちろんクラブとティーとボールです。
ただ最初は1日の流れが掴めていないのもありティーやボールを準備するタイミングが分からず打つ順番になっても準備していなかったということがあります。
準備するタイミングはロッカーを出てカートに行った時が良いでしょう。
もしそこで準備をし忘れてしまってもティーショットを打つ前に準備をしておいてください。
- ボール3個
- ティー(ロング、ショート各5本ずつ)
- ボールマーカー1個
ルール未確認のためどこから打てば良いのかわからない
ティーショットをどこから打ったら良いか分からないという方がいると思います。
分からなくても一緒にプレーする人が教えてくれるとは思いますが、知っている人からすると流石に知っておいてくれと思われてしまうようなルールなのでしっかり把握しておいてください。
ティーショットを打つのはティーイングエリアと呼ばれる場所から打ちます。
ティーマークと呼ばれる2つの目標の間からクラブ2本分後ろの範囲にティーを挿しボールを置きます。
緊張して当たらない
最初はすごく緊張します。
何人も自分が打つのを見てるので。
人が多い時なんて後ろに回る組の人たちも見てます。
そんな中でいつもの練習の成果を出すのはなかなか難しいです。
他に当たらない理由として、飛んでいくボールの行方が気になってしまうのでいつもより前を見たくなってしまい早すぎるタイミングで頭が動いて空振りしてしまうということもあります。
肩の力を抜いてあまり頭を動かさないように意識して打つ練習を普段からやっといていただくと本番も同じことを意識すれば良いのでオススメですよ。
セカンドショット編
ボールまでゆっくり歩く
自分のボールまではなるべく小走りで向かいましょう。
ゴルフには「プレイファスト(Play Fast)」という言葉があり、素早くプレーするという事を意味しています。
なるべく無駄な時間を少なくしてスムーズに回っていきましょうという事なのですが、コースデビューの人やまだまだコースで上手く当たらないといったレベルの人たちですと思うようにボールが打てずスムーズに進んでいかないといったことが多々あります。
ミスをしてしまい時間がかかってしまうのはしょうがない事ですが、自分の順番になった時にまだまだボールの近くにおらず打つまでに時間がかかって一緒にプレーしている他の人たちや後続の組の人たちを待たせてしまいます。
そうならないためになるべく自分のボールまでは小走りで近づく様にしましょう。
ただ急ぎ過ぎて他の人が打つ時にその人より前に行くと邪魔になってしまうし危険なので注意してくださいね。
ボールの位置がわからない
ティーショットを打てたはいいが、自分のボールを見失ってしまいどこに行ったか分からない状態になってしまうこともあります。
ボールをなくしてしまうことをロストボールといいます。
この対処方法はこちらの記事で解説していますのでまだ対処方法を知らない方は合わせてどうぞ
ゴルフでボールをロストした時に知っておきたいルールとその対処方法
ティーショットや他のショットも含めて自分のボールがどの辺に飛んでいったかは自分で把握していなければなりません。
いきなり本番でやりましょうと言っても難しいので練習の時から意識的にボールを最後まで見ておく癖をつけておきましょう。
予備のボールを持っていなかった
ボールを打ってOBしてしまい同じ場所からすぐ打ち直したい時に予備のボールを持っていなかったという事があります。
その場合カートにボールを取りに戻らないといけませんが、そうすると一緒にプレーしている人たちを待たせてしまう原因になりますのでボールは常に3個くらいは持ち歩く様にしましょう。
OBした時にローカルルールでOBしたであろう場所まで前進し打ち直すこともできます。
アプローチ編
上手く当たらない
アプローチをするときにフルショットではなく加減をしたショットになると途端にミスになってしまうとい人が多いです。
この原因で考えられるのは、
- フルショットの練習に対し近くを加減する様な距離を練習をする数が少ない
- 打ち方(クラブの使い方)自体が間違っている
この2つが考えられます。
あまりアプローチの練習をしていない、アプローチに不安があるという方は最低でも練習の50%はアプローチの練習をして欲しいです。
具体的にどのくらいの距離を練習すればよいかというとPWのフルショットの距離以下から初めてください。
アプローチの距離は一般的には100ヤード以下と言われますが人によって距離は様々です。
100ヤードを打つ時にPWで打つ人もいれば7アイアンで打つ人もいます。
ですのでまず全員に共通で言えるのはPWのフルショットの距離より近い距離から狙った場所付近に打てるように練習していただくのがオススメです。
どれくらい飛ぶかわからない
ある程度アプローチが打てるようになってきたがグリーンに届かなかったりグリーンの向こう側に行きすぎてしまったりして距離を上手く調整できないという人がいます。
これは自分がPWでこれくらい打ったら大体どのくらい飛ぶのかということを把握していないために生じるものだと思います。
オススメな練習法は、
PW、AW、SWで振り幅を決めて打つ練習です。
具体的なやり方は各クラブで膝、腰、肩、フルショットの4種類の振り幅で打てるように練習してください。上手く当たった時の平均してどのくらい飛ぶのかを把握しておいてください。
アプローチの練習法について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
【現役レッスンプロが詳しく解説】練習場のアプローチオススメ練習法
バンカー編
バンカーレーキを準備していない
バンカーレーキをご存知ですか?
バンカーのすぐ横にいくつか置いてありバンカーショットを打った後に足跡などをキレイにならす道具の事です。
グラウンドをキレイにならす“トンボ”の様なものというと伝わりやすいでしょうか。
バンカーに入る時はボールと打ちたい方向を結んだ後方などから入るのが一般的ですが、このバンカーレーキが必ずしもその近くにあるとは限りません。
もしバンカーに入る前に準備しておかなかったらバンカーショットを打った後にバンカーレーキを取りに行ってまたバンカー内に入ってキレイにならすという動きになってしまいます。
バンカーに入る前にバンカーレーキを近くに準備しておきバンカーショットを打ったらすぐにバンカーをキレイにならして次のショットに行ける様にしましょう。
バンカーのルールを知らない
バンカーについてのルールは何かご存知ですか?
例えば有名なところで、構える時にクラブが砂に触れてはいけないというルールがあります。
もし触れてしまうと2罰打のペナルティが加算されます。
砂に触れるだけで2打は大きいですよね。
このように知っているか知らないかでスコアも変わりますし、ゴルフは自分で審判もやらないといけないスポーツです。
ですのでよくあるケースは把握しておいた方が良いのでバンカーのルールについても軽く知っておいてください。
バンカーから出ない
バンカーに入ってしまうと脱出に手こずってしまう人をよく見ます。
僕が見ていて思う理由は2つ
- 練習量の少なさ
- 打ち方を知らない
バンカーが苦手=練習の量が少ないというパターンがほとんどだと思います。
なかなかバンカーを打ちっ放しに行った時に30分ほど時間を作って練習をするって事はほとんど聞かないので。
そして練習をしないと失敗もしていないので打ち方をわざわざ調べたりという事もしないと思います。
ですのでまずは家の近くでバンカーを練習できるところを探してバンカーで打つ経験をして欲しいです。
ただ最初から上手くは打てないですし、普通のところは出せてもアゴが高いなどで難易度が高い場所では何度打っても出せないということもあります。
バンカーには救済ルールというものがありますので、あまり練習ができておらずあまりにもバンカーから脱出できなければ救済ルールを使って対処する方法もあります。
パター編
マーカーを持っていない
グリーンの上にボールが止まったらまずマークをします。
マーカーをポケットに入れたり準備し忘れてしまうとグリーン場でマークできないので必ず準備しておくようにしましょう。
準備するタイミングはロッカーからカートについた時です。
遅くても最初のホールのティーショットを打つ前までには準備したいですね。
グリーン上を歩く時足を引きずる
グリーンはパターでボールを転がしてカップを狙う場所のため芝のながsが短く刈られています。
そんなグリーンを歩くときにゴルフシューズで足を引きずりながら歩いてしまうとグリーンの芝が傷ついて表面がデコボコしてボールを転がしにくくなってしまいます。
後続の組の人たちのプレーにも支障が出てしまうのでグリーンを歩くときは表面を傷つけないように歩きましょう。
ラインを踏む
グリーンの止まっているボールからカップに向けてパターで打つときにボールが転がっていくと予想されるところを「ライン」と呼びます。
グリーンで自分のボールのところに近づくためにイ歩いて移動するときに他のプレーヤーのラインを踏んではいけません。
これは前項でも解説した通りグリーンの表面は非常に傷つきやすいので他のプレーヤーのラインを踏んではいけません。
最初は気持ちの余裕がなく自分のことで精一杯になってしまいますが、なるべく最初から他のプレーヤーのラインを踏まないように気をつけましょう。
クラブを置く位置がわからない
コースデビュー時やコースの経験があまりない時にグリーンにボールが乗った時の状況は恐らくグリーンの近くから打った時が多いと思います。
この時に例えばグリーンのすぐ近くからPWで打ってバールがグリーンに乗ったら次にやらなければならないのがマークです。
もしマークをする前にPWをカートまで置きにいってパターを持ちグリーンまで戻ってきてマークをする時間はほぼないです。
ですのでグリーンに近づいてきた時には前もってPW、SW、パターなどクラブを数本持っていることがほとんどです。
グリーンにボールが乗ってマークをした後、自分の順番になったらパターを打ちますがその時にPWとSWは邪魔になりますよね。
このPWとSWはどこに置くのかと言うとグリーンの外で尚且つ進行方向に置いておきたいです。
カップインして進行する途中で拾えるのが時短になるのでベストです。
ただどこが進行方向か分からないということもありますのでそう言った場合は一緒に回っている他のプレーヤーの人が置いているすぐ近くに置くようにしましょう。
そうするともしクラブを置いているのが進行方向と反対でも自分一人だけ遅れてしまうということは避けれますので。
クラブを忘れてしまう
前項のクラブを置くということと関連しますが、コースデビュー時などの最初のうちはあまり気持ちの余裕がないことが多いのでグリーンの外に置いておくと、置いたこと自体忘れてしまいクラブを置きっぱなしにして忘れてしまうということがあります。
忘れることを防止するためにも進行方向か、他のプレーヤーの置いている近くに置くようにしましょう。
飛球線方向に立ってしまう
飛球線とは、ボールを飛ばして(グリーンでは転がして)行きたい方向のこと言いボールの前後方向のことを指します。
この飛球線に立つのはパターを打つ人の視界に入りやすいので邪魔をしてしまうので立つ位置も注意しなければなりません。
基本的にはこの飛球線以外で打つ人の邪魔にならないところに立つようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はゴルフ初心者さんにありがちなミスを解説しました。
知っているだけで減らせるミスもあります。
ただ最初は一度読んだだけじゃなかなか覚えられないと思いますのでぜひ何度も読み返してミスの少ないコースデビューにしていきたいですね。
では。
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