ゴルフでボールをロストした時に知っておきたいルールとその対処方法

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こんにちは、ゴルフレッスンプロのカタヤマです。
先日お客様にこういった質問をいただきました。

ラフにボールが入ってボールが見つかりませんでした。

こういう時はどうしたら良いんですか?

特に夏の長いラフにボールが入ってしまうと見つからないですよね。
打つボールがなくなってしまった時はどうすれば良いのでしょうか?
その時のペナルティーは?

今回はこういった疑問に答えるため、
ゴルフでボールをロストした時に知っておきたいルールとその対処方法』です。

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打ったボールが失くなるとロストボール

ゴルフはスポーツの中でもかなり距離を飛ばしていくスポーツです。

特にドライバーを打った後、自分の打ったボールが落ちているであろう場所に行っても見つからなかった経験はありませんか?

そんな時はロストボール(紛失球)となります。

ルールではボールを探す時間やロストボールしてしまった時の対処方法が決められているので

それぞれ解説していきます。

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ロストボールに関連するルール

ではロストボールに関連するルールを解説していきます。

  1. ボールを探せる時間
  2. ロストした時の対処方法

ボールを探せる時間

打ったボールが落ちているであろう場所に行ったのにボールが見当たらない。

そういった時にボールを探せる時間は「3分」です。

この3分以内にボールが見つかればセーフです。

しかし3分を過ぎて見つかってももうそれはロストボールとなってしまい
そのボールをその場所から引き続きプレーすることはできませんのでご注意ください。

ロストボールした時の対処方法

ロストボールした時の対処方法は3つあります。

  1. 元の位置から1罰打加えてプレー再開
  2. ロストしたであろう場所から2罰打加えてプレー再開
  3. 特設ティーから2罰打加えてプレー再開(ティーショットをロストした場合のみ)

ただし2と3は競技では認められない場合があります。
競技に参加する場合などは特にゴルフ場や競技委員会の定めたルールを事前に確認するようにしてください。

1. 元の位置から1罰打加えてプレー再開

こちらのルールはロストしてしまったときにそのボールを打った場所まで戻り、
1罰打を加えプレーを再開します。

ボールを打つ場所によりボールを置けるエリアや置き方のルールが多少違うので解説します。

  • ティーイングエリア

ティーイングエリアから打ったボールをロストした場合、そのティーイングエリア内からプレー再開します。この場合再度ティーアップすることも可能です。

  • ジェネラルエリア、ペナルティーエリア、バンカー

ジェネラルエリア、ペナルティーエリア、バンカーから打ったボールをロストした場合、
打った場所を基点とし1クラブレングス以内、基点と同じエリア、ホールに近づかない位置にドロップしてプレーを再開します。

  • グリーン

グリーンから打ったボールをロストした場合、打った場所にボールをプレースしてプレー再開します。

ただこの対処をするともう一度元の位置に戻ってから打つので時間がかかってしまいます。
一緒に回っている人たちにも迷惑がかかってしまうので、もし打ったときにロストやOBをしてそうかもと思った時は暫定級を打つようにしてください。

2. ロストしたであろう場所から2罰打加えてプレー再開

ボールが落ちているであろう場所に行った時にロストしてしまい、
「1. 元の位置から1罰打加えてプレー再開」の対処をする必要がある場合その組のプレーのペースが著しく遅くなってしまいます。
そんな時にこのローカルルールにより元の位置まで戻らずにプレーを続けることができます。

このローカルルールはロストしたと思われる場所にからその付近の規定のエリアにドロップして2罰打でプレー続行します。

ではドロップできるエリアを説明します。

まず元のボールが最後に止まったと予想される地点と、
そこからホールに近づかないフェアウェイの最も近い地点を2カ所探します。

そしてその2カ所からそれぞれ2クラブレングス外側までの幅より後ろのジェネラルエリアにドロップできます。

3. 前方特設ティー(プレーイング4)から2罰打加えてプレー再開

前方特設ティー(プレーイング4)とはコースの前方に特別に設置されているティーイングエリアのことです。

このルールはティーショットがロストしてしまった時に使えるローカルルールです。

ティーショットをロストしてしまった場合この特設ティーから打った数に2罰打を加えてからプレーを再開してください。

ただしこのローカルルールはコースによっては前方特設ティーを設置していない場合がありますので、
設置しているかどうかはコースマップを確認してください。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

ロストボールしてしまった場合は、

  1. 元の位置から打つ
  2. ロストしたであろう付近から打つ
  3. 特設ティーから打つ(ティーショットをロストした場合のみ)

以上の対処方法があります。

ボールをロストしてしまった際はこのルールを思い出して適切な対処を行ってください。

ボールをOBしてしまった時のルールを解説した記事もあるので興味がある方はどうぞ。
ゴルフOBした時に最低限知っておきたいルール&マナー【3選】

では。

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